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レビュー(Amazon.co.jp)
???個人情報のすみずみまで管理されている未来社会の中、情報省記録局の小役人サム(ジョナサン・プライス)は、いつも夢の世界に想いをはせることで、息詰まるようなストレスをしのいでいた。そんなある日、同僚が叩きつぶしたハエのせいでインプットのミスが起こり、靴職人のバトルがテロリストのタトル(ロバート・デ・ニーロ)と間違って捕らえられてしまうという事件が発生する…。
???管理社会を痛切に批判した、鬼才テリー・ギリアム監督によるSFファンタジーの傑作。ユニーク極まる未来社会の設定の数々に、ザビア・クガートのサンバ曲「ブラジル」が効果的に融合し、豊潤な映画のイメージとして映えわたる。初公開の折りは、プロデューサー独断による短縮版製作などをめぐっての闘いを記録した『バトル・オブ・ブラジル』が出版されたりと、ギリアム監督の反骨の姿勢も話題となった。(的田也寸志)
カスタマーレビュー ![]()
テリー・ギリアム渾身のアイロニー・アッパーカット
(2007-10-13)
映画に登場するコードのように話がコチャゴチャしていて、一度観ただけでは内容を完全に理解しきれなかった。しかし面白かった。DVDを買ってよかった。観るたびに面白さが増す。
近未来、どこかの国で起こるブラック・ファンタジー。
情報局員、サム(ジョナサン・プライス)の身に次々と降りかかる現実とも非現実ともつかない出来事たち。これにテロリストのタトル役、デ・ニーロが持ち前のアクの強さで絡む。
タトルがテロリストで、たまたま名前が似ていたバトルが逮捕、処刑されるなど皮肉をタップリ効かせながら物語はエンディングに向けて疾走する。
後半活躍するトラック運転手役ジル(キム・グライスト:天使と二役)のキャラクターも素敵だ。
テリー・ギリアム監督自らが「悪夢」と形容するほどのイメージの氾濫とキックに溺れてしまいそうな作品であった。
新しいあり方を切り開いた作品
(2007-09-26)
「未来世紀ブラジル」は基本的にデストピアを描いた作品だけど、
細かくジャンルわけすると、サイバーパンクのようでもありスチームパンクの
ようでもある。それらの作品群では人間関係がないがしろに表現されるものだが
それがない。
結局ブラジルはジャンルとして新しいあり方を切り開いた一つの作品のように思う。
強いてあげるなら、精神病の世界、精神のパンク。
スピリット・パンクとでも名づけるといいかもしれない。
サムはスワン総督になりました
(2007-07-04)
ダクトとかコードがグシャグシャに絡まってたり、役所の中がややこしくて窮屈だったり、宇宙服みたいな作業着を着た人がコンテナで釣り上げられたりバレーボールをやってたり、おもちゃみたいなトラックでカーチェイスしてたと思ったら捕まって拷問され、意識が朦朧としてるところへサンバのリズムがフェードインしてきて変な夢から目がさめる、僕にとってはそんな映画です。
良く出来たドタバタ喜劇
(2007-07-03)
ドタバタ喜劇としては、良く出来てたと思います。ストーリーもテンポ良く進み、場面も色々と切り替わって飽きさせません。 DVDもなかなか画質が良くて満足しました。ただ、スマートなアメリカ映画を見慣れていると、古臭いイギリス映画という印象は拭えません。未来世紀というより、前世紀という感じで、未来の管理社会、というより、単に出来の悪い官僚社会という感じです。
生理的にダメでした。
(2007-03-25)
確かに80年代に情報だけで、管理され、抑圧されてしまう社会を予見し、描いているのはすごいのですが、如何せん、その描写が生理的にダメでした。何かしらオエッと思うシーンが多かったです。(特にサムのお母さん絡みのところ)あとブレードランナーのようなテイストを期待したので、余計にガックリきてしまいました。監督の趣味でしょうか、どちらかというとファンタジーな印象が残りました。自分としてはSFに分類したくないです。何というか、人が見る悪夢をそのまま映画にするとこうなるといった所です。映画のラストで、夢から覚めた感覚に襲われました。

