インプレッサ WRX STI (GDBF)のブレンボキャリパーをオーバーホール

インプレッサ(GDBF)のブレンボキャリパー(フロント)をオーバーホールする際に使用する物や手順のまとめ。

使用した物

  • 電動式空気入れ
  • 通常使用しているブレーキフルード
    BILLION SUPER BRAKE FLUID
  • ブレーキクリーナー(パーツクリーナー)
    容量が800mlぐらいの大きな物を2、3本。
  • ブレーキピストンプライヤー
  • ブレーキパッドスプレッダー
  • 待ち針
  • シリコングリース
  • ブレンボキャリパー用オーバーホールキット(フロント)(型番:26297FE010)
  • ブレーキホース ガスケット(型番:114130151)
  • 安いDOT3のフルード
    キャリパーの洗浄用
  • 廃油受け
    私は一つしか用意しませんでしたが、洗浄用と外したブレーキホースから流出するブレーキフルードを受ける為、二つあった方が良いです。
  • 古新聞
  • 雑巾(ウエス)
  • 使い古しの歯ブラシ

オーバーホールの作業手順

  1. ジャッキアップしてタイヤを外します。
  2. ブレーキパッドを外します。
  3. ブレーキホースをショックアブソーバーに固定しているボルトを外します。
  4. ブレーキホースをブレーキキャリパーに固定しているユニオンボルトを手で回せるぐらいまで緩めます。
  5. ブレーキキャリパーをハウジングに固定しているボルトを外します。
  6. ユニオンボルトを外して、ブレーキホースを外します。
  7. 電動式の空気入れを使い、ブレーキキャリパーのピストンを抜きます。
    この時、浮き輪やエアマットへ空気を入れる為のアダプタ(黄矢印)を使用します。
    GDBF-brembo-003.jpg
    ピストンが勢いよく抜けた時に、傷がつかないようにする為に対策をします。
    私の場合、ブレーキパッドスプレッダーを使いましたが、木の板やダンボールなどでも良いようです。
  8. 待ち針(赤矢印)を使って、シールを外します。
    GDBF-brembo-004.jpg
  9. フルードやブレーキクリーナーを使い、使い古しの歯ブラシでブレーキキャリパーを洗浄します。
    GDBF-brembo-005.jpg
  10. シールにシリコングリスを塗り、キャリパーの溝(黄矢印)に填め込みます。
    GDBF-brembo-006.jpg
  11. ダストシールをピストンに填め込みます。
    GDBF-brembo-007.jpg
  12. ピストンを傷をつけないように、真っ直ぐキャリパーに入れます。
  13. ブレーキキャリパーをハウジングに取り付けます。
  14. ガスケットを新品に交換して、ブレーキホースをキャリパーに取り付けます。
  15. ブレーキパッドを取り付けます。
  16. フルード交換の要領で、ブリーダープラグから出てくるフルードが綺麗になり、エアが出なくなるまでやります。

ブレンボキャリパー用オーバーホールキットに付属の説明書に、キャリパーのオーバーホール手順が載っていますので、そちらも参考に作業すると良いと思います。

作業後は、きちんとブレーキが効くか確認しましょう。

試走後、ブレーキキャリパーからフルードが漏れていないか再確認しましょう。

間違いや漏れがあれば、コメントで指摘してくださいm(__)m。