OHLINS PCV 車高調整式ショックアブソーバー

クスコのComp-2だとどうしても突き上げがきつく、普段走っている所(都内某所)と相性があまり良くないので、心機一転、オーリンズの車高調(PCVネジ式車高調整タイプ)を購入しました。

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まずは、メーカー推奨の車高にセットし、7段戻しの状態で慣らし走行をしました。 60km/hで50km程走行してから80~100km/hで100km程走行といった感じで慣らしをしました。

慣らし中は、まだアタリが出ていないせいか多少硬めの印象を受けましたが、徐々にスムーズに動くような感じになってきました。乗り心地は、「純正の足回りより少し硬いかな?」という印象ですが、強い突き上げ感が無いので同乗者が居てもそんなに気を使わなくて済むと思います。純正スプリング+純正形状ショックアブソーバーの組み合わせのような感じですね。

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車高の設定は、メーカー基準のスプリングset長(フロント:241mm/リア:263mm)で組みつけてあります。その結果、タイヤとフェンダーの間は写真のような感じ(約3cmぐらい)になります。

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また、ロアアームは水平よりも若干下がった状態ですので、そんなに悪くないと思います。

減衰力の調整は最強(最も締まった状態)から7段戻しになります。以前、シルビアで純正形状のオーリンズのショックアブソーバーを使用していました。その時には1段変更してもハッキリと体感出来る程の変化はありませんでしたが、PCVの車高調では1段変更するとかなり変化があります。

フロントを6段や5段にするとロールが減り運転し易く感じますが、小さな段差を越えた時の突き上げ感が強く感じ、ブレーキング時に路面に段差や窪みがあるとすぐにABSが働き、減速せずに車がスーッと滑るような感じになりますので、非常に神経を使います。

以上の事から、現在フロント7段、リア8段で使用しています。気持ちオーバーステア傾向が強いと感じたのでリアを1段弱くして8段としています。また、温間時のタイヤ空気圧を前後共に2.2としています。空気圧に関しては±0.1ぐらいの範囲で調整して試行錯誤してみたいと思っています。

CUSCO Comp-2との比較

トラクションの掛かり方が良くなった:一般道で普通のラジアルタイヤだとトラクションが抜けてしまうことが度々ありましたが、ストレートなどで全開にした時に、リアがグッと沈みこみグイグイと加速していくのが良くわかります。

コーナリングの安定感が増した:Comp-2だとコーナーリングにロールして曲がるという感覚がほとんど無く、ゴーカートのような感じでしたが、オーリンズの車高調の場合、適度にロールしてピタッと路面に吸いつくような感じでコーナリングしていきます。

GDB用スタビリンクへ交換

参考記事→GDB用スタビライザー・リンクの流用

フロントのスタビリンクを新型インプレッサ用に交換した事によって、フロント・ショックの動きがスムーズになったせいか高速コーナーでのロールが気になったので、フロントだけ1段硬くしてみました。その結果、フロント5段、リア6段という状態になりました。

若干アンダー気味になったのですが、コーリング状態での安定感が出てきて良くなったと思います。この状態だと、リアが少し柔らかいかな?という気もしますので、リアも1段硬くして、フロント/リア共に5段での状態も試してみたいと思います。

ヘタリ?

しばらく使用していると、いつヘタってO/Hしないといけないのかな?という疑問があると思います。

何となく乗り心地がフワフワしてるなとか、安定感が少なくなってきたなと感じたら、減衰力の調整ダイヤルをめいいっぱい締めてから、元の段数まで戻してみて下さい。これで、ダイヤルを回す前よりも、ショックが硬くなったなと感じたら、そろそろO/Hの時期だと思います。

私の自己流の判断方法ですが、多分間違っていないと思います・・・。